なたろぐ

世界に恋して旅をして…

アジアを駆け回り、気づけば5年が経過!アジアでの仕事・生活・旅・恋...丸ごとなんでもブログ!

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小さくまとまりたくなけりゃ、20代のうちにアジアに行け!

どうも、気付けば2016年になっていた27歳(@Nataly_C1988)です。

 

2016年1発目のブログは、おちおちしていたら、瞬きしている間にも華の20代が終わってしまいそうな私が、絶対的にお勧めする、アジアへの渡航について書いて行こうと思います。

 

大学を22歳で卒業してから、27歳に至る5年間で、仕事、旅行、バックパック、移住などの様々な形で15カ国へ渡航した私が伝える、20代なら絶対にアジアに行くべき理由をお伝えして行きます。

 

こんな20代におススメの記事です。

・俺(私)の人生まだまだこんなもんじゃないぜ。って思ってる人。

・小さくまとまる人生は嫌だなって思ってる人。

・海外に興味がある人。

・自分の可能性をまだまだ追ってみたい人。

・全身全霊で人生を楽しみたい。

・俺(私)は何かできる気がするけど、何が出来るんだろうとモヤモヤしてる人。

・なんかやってみたい人。

・新しいもの、人、環境に出会って見たい人

 

こんな人にはおススメしない記事です。

・そもそも、海外なんて興味がない人。

・堅く人生を歩みたい人。

・冒険が嫌いな人。

・人生設計において”安定”が最優先事項の人。

・「でも」「だって」が口癖の人。

・出来ない、やらない理由を最初に考えてしまう人。

 

こんな人にはおススメしない記事ってとこに当てはまった人は、ここで読むのをやめましょうか。(笑)

 

では、いってみます。私が強烈に20代にアジア渡航をおススメする理由。

 

自分の強さも弱さも分かるよ。〜君は強い!でも、弱い!〜

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早い人だと18歳とか19歳で大学生や専門学生になって、1人暮らし始めたりしますよね。で、23歳とかで社会人1年目になったりして。そうするとさ、なんか、自分で何でもできるようになった気にもなる。強がることも覚えるし、それがまた、「大人ってやつなのかな」とか言って、分かったふりをすることだってあるでしょ。

 

そういうときこそ、是非、仕事でバックパックで、アジアを訪れてみて下さい。

 

私が25歳の時に、ベンチャーの立ち上げで、マレーシアにステイしていたときの事を話します。22歳、新卒で入った会社で、勝ち気でチャラくて、バリキャリ女子の意味も分からず、そんな言葉を振りかざしていた(あー、いま思い出すだけでも恥ずかしい。w)私は、いろんな先輩や上司に、まあーかわいがられて、いじめられて、嫌味いわれて、ボッコボコに怒られて、ご飯おごってもらいながら、んもお、そりゃ、もう、思いっきり仕事してました。だから、25歳になったときは、社会人になって3年経っていて、私に出来ないことなんてなにもないんじゃん?くらいの、もうイケイケだったわけです。

 

で、ベンチャーの立ち上げとかいう名目で、マレーシアに移り住んだ訳なんですが、とにかく、うまく行かないことばっかり。仕事がうまく行かないだけならまだしも、おまけに異国の地なわけだから、文化も違うし言葉も分からないし(かろうじて英語)、食も違うし、気候も、なにもかも違う。まあ、そりゃあ、外国だからそうだろうね、って思われるかもしれないけど、これって、生活の隅々に入り込んできて、ストレスの要因になるような事ばかりでした。

 

言葉がわからなかったり、相手の意図している事がわからなかったり、食事に行っても、中国系の人と、マレー系イスラム教徒の人と一緒に食事に行くときは、どんな服装で、どんな場所に行っていいかさっぱり分からなくて、時に気分を害するような事をしてしまったり、よかれと思ってやった事が裏目に出たり、、、

 

そんな消耗をしたと思えば、マクドナルドですら注文がまともにできなかったり、屋台でも日本語メニューなんてないし、もう、その料理が何なのかわからないので、握りしめたお金で買った料理がとんでもなく口に合わなかったり。(笑)日本ではあり得ない態度の店員がいて普通の買い物すらできなかったりと、もうハチャメチャ。

 

そうなると、東京で、「私ってけっこー、デキル方?」なんていってた自惚れや自尊心はどこへやら。「何もできない1人ぼっち」になった訳です。

 

数ヶ月、できないことや、わからない事へのイライラが募りました。”知らない・分からない”から上手く行かないんだと思っていました。

 

でも、本当は違いました。

 

本当に大切だったのは、「知らない・分からない事がある事を認める事」。

 

意地になって、分からない事や知らない事を調べて、恥をかかないように生活すると、自分の”分かっている範囲”で、”できる範囲”で何かをしようとしてしまっていました。

 

でも、たかだか20年ちょっと生きた人間が、しかも、限られた地域の中で生きただけで、分かっている事や知っている事なんて、たかが知れているのです。

 

そう思った時に、強がっていた自分は、恥ずかしい思いをしないように、人に迷惑をかけないように、、、と小さく小さくまとまろうとしていた”弱い”自分に気付いたんです。

 

そこで、少し恥をかいたって、ばかだな〜っ、て思われたって、もう分からないんだからしょうがない。教えてもらいながら慣れて行くしかないな。と自分の弱さと正面から向き合ってから、物事がすこしずつ、上手くいきました。

 

同僚に一緒に食事に行こうと誘って、オーダーの仕方や、食事の仕方、マナー(机をこんこんとノックするのがお茶をいれてくれた人へのありがとうの意味だということや、レストランのテーブルに毎回出てくるポットは湯で必ず洗浄しなきゃ行けない事、店で出されても口にして良い氷とそうでない氷の形がある事)を教えてもらいました。

 

日本では、”失礼”ととらえられる事も、逆に”礼節”であったり、宗教的なタブーについて教えてもらうことで、今まで築き上げた価値観が絶対ではないことに気付かされて...そこで、自分今まで絶対だと信じてきたものは、実は絶対ではなかったということ、自分は何でもわかったような気になっていたけれども、実は何も分かっていなかった事、とかっていう”弱さ”をしみじみ感じたのです。

 

まとめ

この経験から、自分の価値観は間違っているという事を受け入れられない弱さ。分かったふりをしている弱さ。などなど、自分にはこんなに弱さがあるんだって気付きました。

 

でも、反対に、今までこんなにも自分はいろんな人や環境に支えられて、価値観を構築してきたんだと言う自負、一度壊れてしまった自尊心をそれでももう一度健全に立て直そうと立ち向かう強さ、が自分の中にある事を再確認できました。

 

着の身着のまま、数万円だけを握りしめて、キャリーバック1つで飛び出していった東南アジアで、自分の弱さも、強さも、ちゃんと見る事が出来ました。

 

だから、27歳の今、自分の強さなんてすっかり分からなくなりました。(就活とかして、あなたの長所は?とか言われても答えられないと思う笑)でも、そのかわり、自分の弱さは無限に認識するようになりました。そして唯一、もし、強さと言えるなら、私は、この弱い自分と対峙して、対話していく事ができるようになった事、それが強さかなと思います。

 

弱さを認める事の方が強く、威勢良く生きるよりも、痛みが多い気がします。だからこそ、弱さと、まずは対峙すること。それが何より強い大人だと思ってます。

こういう体験は若いうちにしたほうがいいと思ってます。年を重ねれば重ねる程、弱さを受け入れたり、直視することが難しくなるから。変な自尊心もできちゃうしね。

 

だから、無限の可能性を手に入れたかったら、20代の男女諸君。

アジアに行って、(いや、アジアじゃなくてもいい!w)にっちもさっちも行かない環境の中で、自分の強さと、弱さの両方をしっかり噛み締めて味わってくるといいと思う。

間違いなく、つまらない大人にはならないだろう。